2013年5月28日火曜日

静かな裏山・雨乞岳

我が家の裏山は南アルプス(の前山)。
で、 最も近くにある2000mでありながら、
でも行程が少し長くてこれまでちょっと敬遠していた雨乞岳に出発。
雨乞岳は名前のとおりかつて日照りに苦しんだ民が登頂し、石を落として雨乞いをしたといういわれの残っている山で昭和のはじめ頃まで雨乞い儀式が行われていたとのこと
せっかくのいい天気なので最短コースではなく縦走コースで。
石尊神社から出発。この神社は丹沢の大山阿夫利神社を中心とする山岳信仰につながっているので雨乞いに絡んでいる


 つながりで、山頂から石を落として















むかし、木を搬出した道を登ってゆくので
急斜面になってもコース取りにまったく無理が無い。
階段ぐらいの段差が時折あるくらいだからか、MTBが駆け下りた跡が道に残っていたが、なるほど気持ちよかろう。
尾根道は白いホソウ道路が続いてる感じ















こんな道は脇目もふらずに歩かなくていいので実に楽しい。
時に空中大木に驚いたり、


















時に ときおり幹にくまさんと思われる爪痕があり、
ドキドキしながら
しかし、遇いたくもあるので耳を澄ませながら登っていった。














麓のヤマツツジ、尾根筋くらいからミツバツツジ。初夏の森はツツジが鮮やかに彩っていた。
ゆっくりだが3時間ほぼ 歩き通して1600m地点に。ここにはサントリーの森作りの小屋がある。
そこからしばらくは割と平坦な気持ちのよい尾根道で、唐松林から 甲斐駒等がちらちら見える。
30年ほど前なら展望も開けていたに違いない。
ほんの少しだけいわゆる山登り道になったあとは巻き道。

だんだん行く手に水晶ナギが見えてくる。
 水晶ナギとの分岐からは片道15分でナギにつく。














突然の砂浜は開放感にあふれてる。
雨乞岳
前方には雨乞とペアなのだろうか?天気つながりの日向山が近い。














日向山は人がいるんだろうな。今回終始無人山行。
日向山















本日のおそい朝食をナギで済ませ、ゆっくりする。
鋸岳















ちなみにナギは風化花崗岩であり、見た所水晶はなさそう(予想通り、だが少し残念 )

それから分岐に戻り、山頂を目指す。
が、ここから直登1時間。
ワイヤー位から急登はじまり

山頂直前の方がよいながめ。最後の八ケ岳

我が家が見えます

山頂直前の方がよいながめ。最後のノコギリ岳


今までのコース取りがあまりに気持ちよかったのと対照的な
「最短距離をとりあえずむすびました 」的道。
ギャップありすぎ、と思いつつ山頂着。



下りはしばらくつづく亜高山樹林帯は倒木がいくつもあって、歩きづらい。
今はこちらがメインコースのはずなのに?
 ビューポイント2カ所を過ぎ、急坂をががっと下り始めると
辺り一面オオイタヤメイゲツの林になる。これは素晴らしい。
結構広い面積なので紅葉の時季に来たいものだ。















本日は運がいいので水場には水があり、














一応「クマ」に遭遇。(アナグマくんです。)














ジャンボエビフライも多数揚がってました。
 水場の先はしばらく平坦な尾根道が続き、
そのあとガレが多い森の坂を下ると、
始まりました「生理的に合わない階段道」。


















一段飛ばしてその分平らに作ってあったら随分違うんだけどなー。
 そして車道到着。
ビレッジ白州からは長い車道歩きを避けるため
以前に見つけておいたショートカット昔道を使って、
1時間で出発点の神社前についた。
昔からある道の良さを体感できるこのコース、山頂よりは水晶ナギの方が到達感あったなあ。






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2013年5月21日火曜日

あまりにおきらくあまりやま2

週末、家族で甘利山に向かった。
東屋よりHDR

前回は三歳1人だけだったが、今回はどうか。
前回
ダッシュしたくなる















登りはじめて、ほんとにすぐにたどり着ける好展望
リホチはここで食べた半年前のランチ場所を覚えていた。















それからスロースターターのtooをなだめすかしながら遊歩道的階段をしばらくいけばあっというまに甘利山 。
我が家の今日の目標はその先にある奥甘利山。
奥甘利山頂はCCDのゴミのとこ。五月蝿い…















ここからゆるやかに下って鞍部に出たら
草原の少し急登を30分で山頂到着。丁度お昼すぎ。
半分展望開け、半分カラマツシラカバ林。
静かな山頂にて子供たちが握ったおにぎり弁当を賑やかに食べ た。
カタチよりキモチ




















ランチタイム後、子供たちがなにやらむこうでキャッキャとはしゃいでいる。
大人はここぞとばかりに貴重なコーヒーブレイクだ。
なにをしてるかというと
しばらくして覗いてみたら…

「どうぶつえん」があんな所にもこんなところにもできていた。
…おかず用のピックです
…おかず用です

…このあと下山道中でも挿してました




















…なかなか楽しいあそびかも。今度やってみよう。


もときた道を下ってこれまた実質1時間くらいで下山したが
 幼児子連れにはこのくらいがほどほどでちょうどいい感じと思えた。
















今回はレンゲツツジのシーズン前で、週末なのに拍子抜けするほど空いていたが
実際、同じくらいの親子連れやドライブ立寄風の方々は 甘利山をゴールにしてた。
ただ、あまりにあっという間すぎ。
レンゲツツジ満開はきれいだろうね















とはいえ行程と展望等の総合的魅力では 今回の奥甘利は
ゴールにするには華やかさに欠ける感じなので
今度来るときは下のさわら池から甘利山を目指す道に
来てみたいなと思った次第。
下の方の道ね

















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2013年5月19日日曜日

櫛形の森を歩く

 櫛形山にゆく。
今回は一番らくらくアプローチの茶屋池コース往復。
登山口には駐車場数10台分&トイレ&大きな無人山小屋















この日は下界は暑かったもののさすがにここらはひんやり。
入口からヤマザクラが歓迎してくれ、
林の下ではコバイケイソウのみずみずしい葉がほんと、おいしそう。春の色。
今回はミヤマカタバミがめだった。
プレイバック花見

でも、毒です。
しおらしい、という印象

出発してすぐ、尾根筋に出れば防火帯の急坂をひと登り、
ふりかえると南アルプス。


















急坂は風格あるダケカバまで続き、
ここからは平坦な尾根道。道すがらのダケカバが一つ一つ素晴らしい。
段々コメツガの巨木が目立ってくる。














出発から1時間くらいで櫛形山頂。ここからはツガとテンカラ。














針葉樹の原生林は静かで、足元に苔、時折鳥の声。
サルオガセカーテン















道々の大きな木たちとの出逢いが楽しい。
テンカラ=天然カラマツ





新緑や紅葉も見たいな〜






























分岐にあるテンカラ。これはすごい根回り。


裸山山頂では展望が開ける。
先ほど歩いた辺りは意外にダケカバが目立つ。
HDRで強調

そして少し下の方の針葉樹の森が東山魁夷の絵っぽくてため息が出るほどの美しさ。





























バラボタン平付近では帰りは尾根筋の別の道をたどったがこちらも素晴らしい森が広がっていた。
原生林の反対側のはるか下には街が広がっている
















登山道入口にたどり着き、そして帰り道、駐車場の時点で車の給油ランプが点灯し、
ヒヤヒヤしながら下界に下りた。

櫛形山はこれまで花の山、という認識しか無かったけれど、実は気軽に行ける深い森の山
コースが多数あるのでまた別の道で行ってみよう。








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